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トワイライトの怠惰な図書室

ここは、トワイライトが書きつづった小説をメインに載せていくblogです。無断転用やお持ち帰り等は全て厳禁です!

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 スターオーシャン3のフェイマリ小説第八弾。

世界で一番、大切な宝物は、やはり彼自身。
たった一つの宝物

 小さい頃、お母さんから貰った小さな宝箱。その中には、子供の頃から集めていたアクセサリーとかがいっぱい入っている。私が母と別れる際、ただ一つ持っていくことの出来た大切な大切な宝箱。
「マリア」
私が宝箱の中を、久しぶりに想い出と共に眺めていたとき、後ろから蒼い髪の少年、フェイトの声が響いた。
「あら、フェイト」
「? なんだい、その箱は?」
 フェイトは机の上にある私の宝箱に興味を引かれたのか、何気なく話題に振ってきた。
「これはね、私が両親と共に暮らしていたとき、お母さんがくれた大切な宝箱なのよ」
「へぇ・・・何が入ってるんだい」
「小さい頃、自分で集めていたり、お母さんに貰ったりしたアクセサリーなどよ」
 そういって、私は宝箱の中身をフェイトの前に出すと、フェイトは一つ一つを眺めていた。
「なるほどね。どれもこれも、マリアがとても大切にしていたか解るよ」
「うん、ありがとう」
 私が自然に笑顔で答えると、フェイトもまた笑顔で答えてくれた。だけど、私の一番の宝物は、今目の前にいる彼だと言うことを、フェイトは気づいてくれているだろうか。
 シランドで初めて出会い、彼のくれる暖かい力強さに、何度励まされただろうか。どんなに遠く離れていても、彼の声を聞くだけで元気が出てくる。
 いつぞやの夜中もそうだった。私が母のことを思いだし、悲しくて悲しくて眠れなかったあの時も、彼は私を優しく抱きしめて「ガンバレ」と励ましてくれた。その優しさに、彼の胸の中で涙してしまった。これからの旅路、どんなに悲しい思いにあっても、どんなに傷ついても、あなたを信じることを一番大切にしたい。
 そう、彼を信じることを忘れ、止めてしまったら、二人で思い描く夢への扉は、永遠に開けることは出来ないから。

フェイトに出会えて本当によかった。

いつも側に居てくれて本当に良かった。

 あなたは普段、何もいわないけど、本当にいろんな事を抱えて頑張っていると思う。
 だけど、二人で信じ合っていけば、明日はきっと、今日よりも幸せな日だと信じられるから。


「フェイト」
「なに?」
 私の言葉に、頭だけ振り返るフェイトを後ろから抱きしめ、一つだけ囁いた。ありきたりな言葉だと思うけど・・・この言葉が、今は一番だと思うから。

「ありがとう」

 あなたが私の、一番の宝物。
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2006.12.09 20:48 | 二次小説 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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